エディ・ジョブソンは現代のニッコロ・パガニーニだと思う

今回UKZのライヴをみたのは、六本木にあるSTB139
というライブ・レストラン。オーディエンスは全員着席で、
食事をしながら音楽を楽しめる素敵な会場です。

こういうスタイルの会場は海外では珍しくないですが、つ
いに日本でも同じスタイルで音楽が楽しめるようになって
日本は豊かな国だな、としみじみ実感しました。

私が着席したのは、もちろんキーボード側。エディ・ジョ
ブソン氏の運指を見逃したくない一心でした。

STB139

コンサートが始まると、希望どおり(狙いどおり?)指の動
きがよく見えて、それだけで感動。なにせ1曲目のナイト・
アフター・ナイトはキーボードのイントロから始まる曲な
のです!

感激に流されそうなのを必死にこらえて一所懸命見続ける
と、よく診れば相当忙しく演奏していることが分かります。

私がエディ・ジョブソン氏の演奏を観るのは、もちろん初
めてですが、UKの楽曲を演奏するのを目撃するのは他の
バンドでの機会がありましたから、初めてではありません。

それらの過去の機会の記憶と比べても、今回のキーボーディ
ストの仕事量は半端ではなく多いもので、演奏をしながら
バンド全体の指揮をしているかのようです。

またサウンドそのものも、今まで耳にしてきたレコーディ
ングやライヴCDなどよりもクリアで輪郭のはっきりした
音となっており、「オリジナル」だからこその「主張」が
こもったものになっていました。

これらの要素が総合したものとして、UKの音楽が構築さ
れていたことをようやく発見したというわけです。

すなわち、UKの音楽性とはエディ・ジョブソン氏が作る
サウンドを基礎として、その上にユニークな楽曲があり、
その楽曲にインスピレーションを加えることができるミュー
ジシャンだけがアンサンブルに加わることができる音楽と
言っても過言ではないレベルでした。

音楽の出発点において、彼の独特なサウンドが全ての基礎を
作っているということからして、会場にいて感じたのは、
エディ・ジョブソン氏の音楽はニッコロ・パガニーニの
コンチェルトに似ているということです。

外見からしても、背が高く手が大きい(握手しました!)し、
また繊細な感性、完璧を求める志向の強さ、完全性を求め
る社会との調和などの諸点がよく似ています。

これは、坂本"教授"龍一さんの音楽を思い浮かべていただ
くと、まったく同じ構造になっていることが理解しやすい
のではないかと思います。

つまり、エディ・ジョブソン氏は余人をもって代えること
のできない「エディ・ジョブソン」という音楽の作曲家で
あり、音楽家であるということを学んだ夜になりました。

それよりもなによりも、とても気さくで表情が豊か、ジョー
クが多くユーモアに富むコミュニケーションも、氏の素晴
らしい人間性を発見して、一生の思い出です。

エディ・ジョブソン

感謝!



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